佐合井マリ子のCaddy Spoon

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Posted by 滋賀咲くブログ at

6月25日の記事

2019年06月25日

おはようございまーす!!

本日は滋賀県大津市で農業に励んでいる、尾﨑考がブログを書かせていただきます。

夏至も過ぎいよいよ暑い暑い夏がやってきますね
今年は夏野菜の準備が遅れたものの、順調に成長中です。

きゅうり



なすび



トマト



かぼちゃ



オクラ




収穫まではまだもう少しかかりそうです(>_<)
待ち遠しいですね!!


そして、こちらはズッキーニ




苗を育てているときは少し調子が悪かったのですが、何とか実をつけてくれそうです。
よかったー


さて、先月はお米の品種は900種類ほどあるというお話をさせていただきました。
品種改良の結果、現在はとてもたくさんの種類のお米があります。
なぜ、品種改良をしなければいけないのかというお話です。

主な理由としては、
▲美味しいお米の品種を作る(消費者がうれしい)
▲栽培しやすいお米の品種を作る(生産者がうれしい)

この2つがあげられます。


まず、「美味しいお米の品種を作る」!!
やっぱり、美味しいお米を食べたいですものね。
もちもちしたお米、粒がしっかりしていてあっさり食べれるお米、色んな特徴を持ったお米を掛け合わせて、好みによってより美味しいお米の品種を作ります。

では、「栽培しやすいお米」とは?
例えば、そもそもお米は気温が低いと育たない作物です。
と言うことは、北海道や新潟などの広大な土地がある寒い地域では、育てることができないという事になります。
これではせっかく大きい田んぼがあるのに栽培できない!!なんてことになります。
そこで、品種改良という技術によって、気温が低くても育つようなお米の品種を作り上げるのです。
そして、稲もなんらかの原因により病気に感染して枯れてしまうことがあります。
ですので、品種改良によって作られた病気に強いお米は栽培しやすいのです。

農業は天候にとても左右されます。
天候は変えようがないですが、せめて育てるお米はしっかりと収穫を見込める品種を植えたいものです。
病気に強い品種、暑さに強い品種、寒さに強い品種、稲が高くなり過ぎると雨風の影響などで収穫前に倒れてしまうのでそうはならない稲が低めで収穫しやすい品種、などなど、、

ですが、やはり全てにおいてパーフェクトの品種はございません。

例えば、今年わたしが初チャレンジしている「農林22号」という品種は、みなさんもよくご存知のお米「コシヒカリ」の母親なのですが、コシヒカリでさえコケヒカリと言われるほど身長が高く、倒れやすくて作りにくい品種なのです。が、農業22号はもう一つ稲穂が高くなり倒れやすい品種です。
でも!!とっても美味しいんです。

一長一短ですが、短所も作り手の技術でカバーできるはずとチャレンジ中です。






今年の西日本は梅雨入りが少し遅れております。
雨という天候と特に密接な関係のある稲。

農業22号を無農薬で育てているのですが、そろそろ中干しの時期です。
基本はずっと水を入れて水深数センチの管理で育てていくのですが、今の時期の10日間ほどは水を抜き一旦田を乾かします。
今まで水分で満たされていた環境で育っていた稲に乾燥という刺激を与える事により、根をより深く張らせるという作業があります。
ホントならもうすぐ梅雨が明けて夏が来るので天候が読みやすくうまく土を乾かせるのですが、水の要る今の時期に今年は水が少なく困っているのに、さて乾かそうかと言った今週末には梅雨入りか⁉︎っと言ったタイミング。

うまくタイミングがあいません。泣

乾かした方がいいけれど、別に乾かさなくても育ちます。
でも中途半端に水の管理をしていると、いらない草が生えてしまい収穫量が減る可能性もあるのです。
色んな選択肢がある中、お天道さんや作物や色々な物のご機嫌を伺いながら、自分の経験の引き出しの中からBestの選択を導き出す。
それが農業の難しいところでもあり、でも面白いところ。
基本的には年に1回しか経験できない作業、でも毎年天候も気温も、土の状況も違う。
そんな中試行錯誤をしながら段取りがバシッといき、美味しい作物が実った時の喜びといったらもう、最高ですね。

農を営むとは、生きる術を磨くということ。

これからも生き抜く力を研ぎ澄ませることに、全力で取り組んで生きたいと思います。


暑い夏がまたやってきます。
体調には気をつけて、夏を楽しみましょう!!

尾﨑考


Posted by 佐合井マリ子 at 12:49 Comments( 0 )