佐合井マリ子のCaddy Spoon

尾崎考の自給自足を夢見て!2018年1月

2018年01月30日

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

いやぁ、この寒さ、、(>_<)
やっと和らぎましたけど、先日までえらい寒かったですね(>_<)
僕の畑も一面真っ白で、どこに何が植わってるやら全くわかりません(笑)

尾崎考の自給自足を夢見て!2018年1月

そんな中ですが、なんとか新鮮な野菜が収穫できております。
前回もご紹介した下仁田ネギ。

尾崎考の自給自足を夢見て!2018年1月

そのまま丸焼きにすると、中がトロッとしてとっても甘く、最高に美味でございます。
少し甘めのにんにく味噌などと一緒に食べるのがオススメ。

そして、ごぼう。
尾崎考の自給自足を夢見て!2018年1月

初めての栽培になりますが、、
いやぁ、、細いっ!!(笑)
しかも太くなる品種なので、なおさら細い!!(笑)
風味や香りは最高なんですが、やはり見応えも妥協できない!!!!今季こそは立派な牛蒡を、、!



そして、葉物。

尾崎考の自給自足を夢見て!2018年1月

こちらは、去年から野菜の上にビニールをかけて、ミニビニールハウスみたいな方法で栽培しました。
そうする事により太陽光で加温され、冬でも少しだけ成長するスピードを早めることができます。
だって、冬も葉物野菜しっかり食べたいですものー(>_<)(笑)
水菜と菊菜をやって見たのですが、水菜の方がいい感じですね。

っとまぁ順調に進んでいたのですが、ここに来て大問題発生です!!!
な、な、


なんたることか


猿に畑を荒らされましたー!!!



最近害獣被害がなかったので、完全に気を抜いていました…。
そして、荒らされてしまったという興奮のあまり、その風景を写真に収めるのを忘れておりました(笑)
大根が30本、人参が見るも無残な形に、、あぁ…

っっとここで、話の途中ですが、そもそものお話をしておきましょう。
僕は、畑をするようになるまでは野生の猿など見た事もなく、もちろん追いかけっこもしたことがありませんでした。猿を見るといえば動物園の猿山にいるかわゆい猿くらいなもんでした。
それが今や、こんなふうにして猿と接する事になるなんて。思ってもいませんでした!笑
僕が棚田の山で畑を始めた事。それがすべての始まりだったと言っても過言ではありません。
棚田はパワースポットだと言われるほど、自然の力がたくさんある場所です。山は、天からの恵みである雨を一番近いところで受けて、ゆっくり濾過するように地下へと流していきます。そんな山々に抱かれた田んぼや畑には、自然以外のものはほとんどないのです。ゆえに、ふつうならばコンクリートで作られた水路も、棚田の場合は自然の土で作られています。だから、そこに好んで住む虫たちもたくさんたくさんいます。虫などの生き物が好んで住むところこそ、超ナチュラルで、もちろん体にも最高!と思うわけです。そんなパワースポットで育てる野菜。美味しくないわけがありません。もう超ハッピー!と思うところなのですが、なにぶんそこは山。虫たちばかりならばまだしも、やはり、山に住む動物もたくさんいるわけです。しかも野生の。(当たり前ですね笑)
その動物たちは、僕のおいしい野菜を食べに来るわけです。つまりそう、僕にとっての天敵あらわる…。やはり、超美味しい野菜を育てようとおもうと、リスクも大きい!というわけです。。。
そんなわけで、今回は猿VS僕!という運びになった。。というわけでございます…!

猿は食べ方が荒いので、上半分かじられたり、一口だけかじって隣の大根をかじったり、、。
ホントたちが悪いのです。
とはいうものの、自分で食べる分は、かじられていない部分は問題ないので食べて、あとは生ゴミ堆肥に!レッツ循環農法!


今思えば、、棚田の山で野菜を育て始めてから2年間、もう4回ほど害獣被害にあっています。
初めは鹿。
彼らは草を主に食べます。
ですので、一昨年の秋に植えたばっかりの玉ねぎの苗をかじられました。
くそーっと、もう一度苗を買って植え直したのですが、またすぐにかじられ、、1ヶ月で2回もの被害にあいました(笑)
でも僕はめげませんとも。
これではダメだと、畑の周りに2メートルのネットを張り、入ってこれないようにしました。えっへん。
実はそれまでも、電線で入ってこれないように対策はしていたのですが、それでダメだったので、今回新たに電柵の中に2メートルのネットという2段構えです。その甲斐あってか、それから被害はしばらく止まりました。

がっしかし!!

去年の夏、、今度は猿がやって来ました。
猿は草も野菜も食べます。
3回目の被害は、いい感じに育った枝豆をほぼ全部荒らされました。枝豆は植物性たんぱく質が豊富で、しかも無農薬で育てた僕・尾﨑の野菜。そりやぁ食べたくもなるはず!そしてそれはきっとメッチャ美味しい証拠!!!
この時の原因は、雨で土手の土が緩んだことで起こった倒木でした。この倒木がネットの中まで垂れ下がっていたため、それを伝って飛び降りて中まで侵入。倒木がネットにもたれかかっていなかったので見過ごしていましたね。気を抜いてしまいました…とほほ。
その後この倒木を切り出して対策をしたので、この1件は落着。

が、しかしです!!

今回4回目。
猿、、また来るかなぁ…とは思っていたし、前兆があったのにもかかわらずの被害でした。
初めはイタチとかかなぁと思っていたのですが、まさか猿とは思わず…油断してしまいました
今度は、雨で少し土手が崩れて、ネットの下に入り込む隙間ができ、さらに電柵の電線との間にも隙間ができた事により、その隙間をよじ登って来ての侵入でした。
でもね…。猿のヤツもそんなに賢いばかりではありません。痕跡をきっちり残していってくれるので、次の対策がしやすいのです。ふっふっふ(笑)

「もうこんなところで畑なんてまっぴらごめんだー!!!」
…っと、普通ならばなるところでしょうが、僕は案外それを楽しんでいたりします。(笑)
知恵比べ、とでもいいましょうか。
でも、知恵比べ。と簡単に言えど、彼らも生きるか死ぬかのことなので仕方ないですし、でもこっちも頑張って育てて管理している野菜ですし。
だから、なんだかんだ言って、動物と人が同じ山で共存できる形が一番いいのではないかと思うのです。
出来るかどうかはわかりませんが、でも動物たちにもそれを伝える努力はしないといけません。

そして、琵琶湖の生態系に重要な役割を担っているパワースポット「仰木の棚田」の環境も守っていきたいです。
棚田の田畑で生産するということは、やはり区画整備がなされた平地での田畑よりも、とても手間がかかります。
害獣被害もそうですし、山なので激しい段差はありますし、形がいびつです。
ですが、やっぱり棚田には棚田の良さがたーくさんありますし、環境にとって重要な役割を担っているとおもいます。
すごく素敵ですね。
だから僕はこれからも、棚田で生産することを突き詰めて行きたいな!と思っています!!


さてさて、まだまだ寒い日が続きます。
畑作業がスムーズに進むようしっかり準備を整えて、春を待ちたいと思います。


尾﨑考


Posted by 佐合井マリ子 at 13:24│Comments(0)
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